大学受験生を持つ親の心得・体験談-受験期の子どもとの接し方

大学受験生を持つ保護者、家族、親の心得や子供との接し方、アドバイスなど、実際に体験されたかたの体験談を集めました。

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心からのバックアップを伝え続けました

【自己紹介】

50代、専業主婦です。会社員の主人と三人の子供がいます。上二人は既に社会人となっています。三番目が今期、受験生です。


【志望大学を決めるとき家族で話合いはしましたか。】

家族で話し合いました。ただ経済的に県内の国立大学、一本の受験でした。そこの学部で入れそうな学部を受験しました。高校が進学校だったので、早い時期から、高校に入ってすぐから話し合いをしています。経済的に県内の国立大学、と最初から暗黙の了解だったと思います。
最終的には本人の希望ですが、家の事情も分かっているので、学部のみの決断でした。
最終的な決定は三年生になってからですが、それまでは他にも希望する学校、どうしてもそこを希望する、という強い意思があれば、県外も考えるということは伝えていました。

大学や受験制度についてどの程度知っていましたか。またどのように情報収集しましたか。】

県内の大学で、主人も出ていますので、ある程度、学校の雰囲気や学校の方針等は知っていました。
子供が学校での模試の結果等で、自分の実力を知り、学部を決定していました。
大学のホームページは何度も見たり、オープンキャンパスは一年の頃から色々と行っていました。


【受験をする際に、予備校や塾、模試、通信教材、家庭教師などは利用されましたか。 利用した場合、どのように選んで、決めましたか。】

経済的に塾等は無理でしたので、完全に個人で勉強していました。
分からないところは、子供が知恵袋などを利用したり、友達に聞いて解決していました。
模試は学校で、毎月のようにやっていたので、それの判断を見ていました。
最近では、ネットでの予備校の授業を見ていたようです。
私も情報を集めて、お金のかからない方法を提案していました。
ただ、問題集や参考書は、専門の書店で吟味し、かなり購入しました。


【大学受験する際の予算はどのくらいでしたか。】

センターや受験料で、五万円の予算です。
合格した場合の入学金や前期の授業料として、まとまったお金を用意はしていました。
60万くらいだったでしょうか。実際の支払いははっきりとは覚えていないのですが、
そのくらいをボーナス等で貯めていました。
経済的に無理なので、最初から奨学金の申請をしていました。
子供も納得の上で、です。それでも60万くらいは用意していました。


【親として嬉しかったこと・辛かったことを教えてください。】

経済的に、希望を県内の国立大学と最初から限定して、承知してもらうことが、正直言って辛かったです。友達は県外や都会に行く方が多かったので。我慢している姿は辛かったです。
ただ、そこまでの希望、どうしてもその大学を希望する、というような事がなかったので、
地元で通いやすく、自宅から通学も出来て、アルバイトも出来るし快適に過ごせたようです。
頑張って勉強している姿は、親から見ても素晴らしかったし、後悔なく全力で望めたことが良かったと思います。
通い始めてからも、楽しんでいる様子が分かって、充実している姿をみると心から嬉しく思いました。受験勉強の大変さに押しつぶされそうな精神状態の時もあったので心配もありましたが、頑張って勉強した甲斐があったのでは、と嬉しく思いました。


【これから大学受験を迎えるお子さんをもつ方へのアドバイスをお願いします。】

まずは我が子の力を信じ、我が子の努力している姿を認め、褒めて、応援しているということを伝え続けて行く。親は何ができるかといえば、そんなことしかないように思います。
経済的に心配しなくていいよ、と言ってあげたかったですが、我が家は無理だったので、それを最初から伝えて、子供にも考えさせました。子供なりに察していて、納得してくれました。
親だから、と見栄を張らず、現状を共有して行くことも大事だと思います。
子供なりに家のことも考え、自分なりの我慢もあり、またそれ故に頑張れる、進学することは一つの道なだけで、就職もする人もいる、選択肢は色々あるのだと、その上での決断であることを意識してもらいました。

そして何よりも勉強をする環境を整えてやり、受験を乗り切る体力を持つべく、栄養のあるご飯の用意を頑張りました。体調に気遣い、落ち着いて取り組める、全員で応援しているという姿勢で接することを心がけました。
成績が伸び悩む時は、大丈夫、と安心の言葉がけをしましたし、主人が出張で太宰府天満宮でお祈りをして、心からのバックアップを伝え続けました。
もちろん勉強は一人でするものですが、受験に関しては家族中のバックアップは必要と思います。
最後まで応援し続ける、そのエールを伝え続けることを心がけました。

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